メーカーは、IOのカテゴリーマネジメントを活用してエリア戦略を展開することが容易となるはずだ。
このように見てみると、IOの直接取引と新物流体制は、メーカーがこれを活用すれば、メーカーにとって非常にメリットがあることがわかる。
なぜなら、IOとの直接取引に積極的にZ99取り組んだメーカーは、IOに対する売上の拡大と同時に、マーケットシェアを高めることができる。
反対にIOとの直接取引に消極的なメーカーは、マーケットシェアを大きく失うリスクを冒すことになる。
IOの戦略が、メーカーと敵対するような、または力ずくでメーカーに迫るような印象を与えているとすればそれは誤りで、むしろIOとの関係を太くするチャンスと言える。
IOのIT・物流戦略は、メーカーとの関係において、これまでと比べてIOの立場を有利にする。
IOにはこれまでメーカー政策の切り札がなかった。
しかしIT・物流戦略、とくに直接取引によって、IOは物流支配権を握ることができる。
IOは直接取引、直物流をメーカー政策に使うことが可能になる。
IOのIT・物流戦略を調達コストの引き下げという視点だけで評価してはならない。
単なる物流改革ではなく、マーチャンダイジング戦略の一部として位置付けられているからこそ、メーカーとの戦略的な取り組み、IOのメーカー政策の切り札としての意味を持つことを見逃してはならない。
IOの新物流体制の構築は、メーカーとの関係に大きな影響を及ぼす。
仙台RDCから始まった新しい物流センターの開設は、そのままメーカーとの直接取引の全国拡大を意味する。
IOは新物流センターの開設とともに順次、その物流センターの配送エリアに直接取引を拡大していく仙台RDCでIOが直接取引を行なっているのは現在、食品メーカー一7社、非食品メーカー5社の合計22社だ。
このうち16社(食品13社、日用雑貨3社)は、商流、つまり卸の帳合料はそのままで、物流のみメーカーと直結している。
残りの6社は、商流と物流が一本化した完全な直接取引となっている。
その6社とは、PG、YR、CB、UC、KGM、Fフーズだ。
2003年2月期中に商物一体取引に新たに8社が加わる見通しだ。
IOは総仕入高に占める直接取引の割合を、2004年2月期までに70%に高める考えだ。
この70%という数字は、すでに行なわれているルートセールスやメーカーの販社経由、産直品、プライベートブランドを含めたもので、これらを除くと30%になるという。
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